実際の仕事内容を詳しくチェック

外来看護師とは、クリニックや病院の外来で働く看護師のことを指します。つまり、病棟で治療に専念する入院患者ではなく、常に病院まで通院してくる患者との関わりが深い看護師と言えるでしょう。そんな外来看護師の主な仕事は、大きく3つに分けられます。
外来看護師の仕事は、まず医師のサポートが1つです。患者が医師の診療をスムーズに受けられるように、状況把握から器具・機器の準備と管理、患者の介助を行います。患者の病状や状況によっては、バイタルサインの測定や採血などもあるでしょう。対応時間は患者が医療機関を訪れている僅かな時間なので、短時間のうちに患者に対する理解を深めてサポートする力が求められます。
また、病棟との連携も外来看護師には欠かせない仕事です。通院患者の中には、病状によっては入院が必要ないケースもあるでしょう。そのような場合に、病棟でも患者の状態や状況が把握できるよう情報を共有し、効率良く移送に向けて環境を整えるのが外来看護師の仕事です。この情報の引き継ぎが疎かだと患者の負担が増す可能性もあり、とても重要な役割と言えます。
そして、医療機関の規模によっては受付や事務作業も仕事のうちでしょう。外来看護師が、医療事務の仕事を並列して行うこともあります。診察券の発行やカルテの記入といった受付、診察予約や問診票管理のクラーク業務、カルテ内容から診療費を計算して医療費を受け取る会計業務などです。そのため、外来看護師はテキパキと仕事をこなせる人が向いています。